
1月6日。ちょっと買い物に出たすきに、棚の上に隠しておいたチョコレートを食べてしまった。
いや、私のうっかりで「食べさせてしまった」んですね…。南ごめん。
食べたのは正月のお客様用の外国製のトリュフチョコ約450g(!)。
チョコレート中毒の事は知っていたのですぐに病院に電話、行きつけの病院はちょうど休診日。
幸い他の徒歩圏の病院で緊急受付してくれたので、すぐに連れていき吐かせて事無きをえました。
テオブロミンの中毒は中毒の量が決まっていて、食べたのがトリュフチョコでカカオ含有量が少なかった事と、南が体重24kgの大型犬というおかげで、450gという総量にもかかわらず中毒に至る量ではなかった。
中毒量を超えて摂取し、嘔吐や痙攣などの中毒症状が出た犬の50%が4時間以内に死に至るという統計がある。
また、外国製のアソートだったので包み紙がなかったけど、アルミやセロファンの誤飲による腸詰まりで開腹するケースも多い。
南は本当にたまたま大丈夫だっただけだ。無事でいてくれてありがとう。
いろんな偶然に感謝して、後悔と反省と、環境を見直すと誓います。
チョコレートはもう家に持ち込まない!
病院では嘔吐誘発剤を飲ませるも全然吐かないものの、痙攣や体温上昇もなかったので、様子を見ながら一時預かり。
1時間後結局点滴で吐かせましたと電話がありホッとひと安心。
犬の消化時間の4時間様子見預かりしていただき、迎えに行きました。
尻尾振って出てきた南は普通に元気で足取りも軽く、むしろ何度も散歩が出来て嬉しそう。
つくづく元気な犬が来てくれて良かった。
見かけは元気でもなにしろ吐いてるので、薬と消化のいい食事を処方されました。


袋に入っている液体の胃腸の保護剤。食事の30分前にスポイルして飲ませます。まずくはないけど美味しくもないそうな。口を無理やり開けさせて4回くらいに分けて注入。嫌々ながら飲む。
カプセルは中に炭が入っていて、チョコレートなどの不溶物を吸着して排出する作用。
糖衣錠剤2種。吐き気を抑える薬と胃薬。ごはんに混ぜて食べさせます。
食事は缶の消化の良い柔らかい奴。普段ドライフードなので南嬉しそう。缶の餌は凄い臭うのね(糞も)。
さすがにぐったり。

いつもよりずっとずっと寝てる。
ずっとだるそう。
夜になって、急にそわそわと横になる位置を変えたり、私の方にやってきて何かを訴えだした。
ひっくとしゃくり始めたので、これは吐くと察知。
急いで洗面器を持ってきたら中に吐いた。
胃液と白いナッツみたいな膜みたいな…は、カプセルの殻っぽい。
一度吐いたらケロッと元気になったけど、夜のご飯と薬をあげた後まただるそうで、就寝後も寝ていたのを起きだし夜中にそわそわ。
ちゃんと私のベッドの横に来て「気持ち悪いです。そろそろ吐くよ」との合図をくれたので、急いで外へ。やっぱり吐いた。時間にして同じ、食べて5~6時間後。
薬を飲ませなかった最初の食事は吐かなかったのと、吐いてるものがまた同じカプセルの殻っぽかったので、これはカプセルが合わないのかなと推測。
翌朝次の食事も同じように5~6時間後に同じ物を吐いたので、そのまま再度病院へ。
事情を話してカプセルは様子見でとりやめてもらった。
胃薬2種は継続で食事はドライならふやかして食べやすく、複数回に分けてと指導された。
さっきまで元気に遊んでたり穏やかに寝ていたのに、急に立ち上がりハアハアと苦しげにしゃっくりが始まり、吐く前は下腹部が痙攣したみたいにビクビクきゅるきゅるする。
横たわったままだるそうだったので、器に水を入れて近づけたら横になったままべろべろ飲んだ。いつもは立ってべっちゃらべっちゃら豪快に水を飲むのに。
早く元気になって欲しいと、横に座って泣いてしまう。
涙を舐めてもらって、わぁ漫画みたいとちょっと嬉しかった。
こういう憐憫を見せるのは、きっといけないね。
飼い主はどんな時も毅然と穏やかに。
スポンサーサイト